幸せを引き寄せる“感謝の心”! 2010年3月7日
最近は、小中学校での子供の給食費を払わない親がいると、問題になっています。本当に貧しいのであれば、それは話は別。ところが、家族みんなで携帯電話を持ち、先生が家に行ってみれば立派な自動車があり、そこそこお金が回っているのは一目瞭然。しかし、給食費のような公共に対する支払いは、黙ってやり過ごし、あわよくば払わないで済ませようという、身勝手な大人が増えているのです。
すると、今度は、「給食費を払っているのに、どうして食事の前に“いただきます!”と子供に言わせるのか」と、これまたどうしようもない文句を学校に言ってくる親がいるのだとか。目先のお金のやり取りばかりを考え、自分の権利しか見えない親がいるのです。多くの人々や社会の協力や援助があって初めて可能な、給食費のような、ごく少額なものであるにも関わらず…です。
さらに、給食費の金額の中身以上に、おいしく調理してくれた方々や、食材を生産してくださった方々の優しい思いや、尊い汗にどうして一言の感謝を口にできないのでしょう。たとえ、お金を払った食事だと言っても、それは植物や動物の命を私たちのいのちのためにいただくのであって、そこには深い感謝を感じて良いはず。そんなわがままで身勝手な感覚が蔓延するのでは、いのちの与え主である神様に対する信仰心は本当に縁遠いものになっていくのだろうと、だんだん悲しくなってきます。
私たちは、教会で何気なく“感謝します!”と挨拶を交わします。ごく当たり前に、何の気なしに口から出る挨拶になっておられる兄弟姉妹も沢山おられることでしょう。しかし、この何気なく“感謝”できることの意味の大きさを忘れてはなりません。与えられたものを、自分の当たり前の所有物のように傲慢な態度で取り扱うのではなく、“感謝”という柔らかい心で受け止められることこそが、人生の豊かさの基礎となるものです。
権利を主張し、要求ばかり繰り返している人が、幸せを手にするのではありません。逆に、与えられたことに素直に感謝する心が幸せを引き寄せるのです。たとえ自分が大きな努力や犠牲の果てに、何かを獲得したとしても、その時、その与えられたことを感謝できる人は、間違いなくその後もずっと続く恵みの循環の秘訣を手に入れたことになります。実生活の中に、教会での時間があり、その中で“感謝”を意識させられる私たちは、本当に幸せです。あなたの心に素直な思いで“感謝”すべきことを思い起こしてください。誰のためでもありません。“感謝する心”が、あなたに幸せをもたらします。
万代栄嗣
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